リップルとビットコインキャッシュが回復で市場時価総額は120億ドル増加
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仮想通貨市場は、リップル(XRP)とビットコインキャッシュ(BCH)の20%の上昇が引き金となり、直近24時間で120億円を取り戻しました。
トレーダーに懸念されていたXRPの出来高は、20億ドルから60%以上減少し8億ドルに下落していましたが、直近12時間で再び60%上昇し、10億ドルから22億ドルに増加しました。
ビットコインキャシュは、すべての仮想通貨の中で2番目に高い21%の上昇率を記録しました。
BCHの出来高は比較的安定しており7億ドル付近で推移しています。
高いボラティリティ
8月の初旬から、明らかにビットコインは安定してきました。
8月6日からビットコイン価格は、6300ドルから6800ドル付近を維持し、6800ドルの上値抵抗線を抜けることは、めったにありませんでした。
しかし、リップル、イーサリアム、ステラなどその他多くのコインは直近2ヶ月間で、高いボラティリティを示しています。
ビットコインが安定していることで、今後の調整局面では、弾みを取り戻し、短期間の回復を主導する強い基盤を築くような、ビットコインの代替えとなる仮想通貨が現れる可能性があります。
イーサリアムの売り圧力の影響
仮想通貨コミュニティのテクニカルアナリストとして知られるAlex Kruger氏は、イーサリアムのICOによる売り圧力が、EOS、ステラ、ビットコインキャッシュなどの短期的な回復に影響していると述べています。
「テクニカル面はさておき、ETH投資家はETH、EOS、XLM、BCHなど、保有するコインに多様性を持たせたほうがいい。ETHはいまだ、ICOの売り圧力に直面している。すでにどこにでも上場しており、強気要因は取り除かれつつある。」
もっと重要なことは、EOSやXLM、BCH、XRPなどは、ビットコインやイーサリアムよりもイベントなどの外部要因の影響を受けやすいことです。
例えば、9月26日のビットコインキャッシュの価格上昇は、ビットメインのIPOが原因となっています。
仮想通貨相場はどこに向かっていくか
ビットコインが6500ドルを上抜けすれば、上昇傾向が大部分の主要コインに波及すると予想されます。
ビットコインの出来高はまだ、430億ドル付近で安定していますが、市場全体の出来高は増加しつつあります。
ビットコイン以外の仮想通貨は、現在もボラティリティの高い動きが続いています。
ビットコインはひとまず安定しているようですが、市場全体の出来高が増加傾向にあるということから、少しずつ仮想通貨市場が成長していることは確かなようです。
今後の相場がどのような方向へ向かうのか、しばらくは目が離せません。
参考サイト:
“https://www.ccn.com/ripple-and-bitcoin-cash-gain-20-as-crypto-market-adds-12-billion/”
“https://jp.tradingview.com/symbols/BCHUSD/”