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仮想通貨トラブル~スマートフォンをなくしたら~

2017.07.04
仮想通貨トラブル~スマートフォンをなくしたら~

<この記事(ページ)は 4分で読めます>

みなさんは、仮想通貨をどこで管理していますか?
取引所に預けている? ウォレットにしまっている?

仮想通貨利用者の大半の人は、すぐに取引したいとか、どこでも支払いできて便利だから、といった理由でスマートフォンを通じた仮想通貨の管理を行っているのではないでしょうか。

そんなあなたの大事な資産の入ったスマートフォンがなくなってしまったら……。

考えるだけでもぞっとします。

もしなくなっても困ることのないように、さまざまなパターンの対処法、対策を紹介します。

ちなみに、スマホをなくしてしまったときに焦らないように、以下の3つのことは最低限やっておきましょう。

  • パスワード・指紋認証の設定
  • 紛失探索アプリ設定
  • こまめなバックアップ

 

スマホをなくした!~取引所編~

IDとパスワードさえ忘れていなければ、パソコンなどの他端末で取引所にログインすればよいのですが、二段階認証のパスワード送信先がスマートフォンだったり、スマートフォンアプリで二段階認証を管理しているとログインができなくなります。

ご存じだとは思いますが、二段階認証とはログイン時にワンタイムパスワード(一定時間でランダムなパスワードに切り替わる)を求められるものです。設定したIDとパスワードだけではログインできず、常に変化するパスワードを入力しなければログインできないため、セキュリティレベルが格段に上がります。

コインチェックビットフライヤーといった日本の取引所では、二段階認証を設定したうえで、ある程度の項目をクリアしていれば、ハッキングの被害を受けた際に保証をしてくれます。

coincheck
国内初、ユーザーアカウントへの「不正ログインにかかる損失」を最大100万円まで補償。取引所Coincheckにおける「なりすまし」補償を開始

bitFlyer
メールアドレス・パスワード等の盗取による不正な日本円出金に伴う補償について

対象アカウント 最大補償額 補償対象
coincheck 二段階認証登録ユーザー 最大100万円 日本円・仮想通貨での不正出金
bitFlyer 二段階認証登録ユーザー 最大500万円※ 日本円での不正出金

※預かり資産の合計が円換算にて 100 万円を超える二段階認証登録ユーザーの最大補償額

二段階認証アプリを入れた携帯電話をなくしてログインができなくなった際には、各取引所のサポートセンターに連絡をすれば解決します。Coincheckには下記のように説明されています。

二段階認証の端末を紛失した際には、お問い合わせフォーム に
IDセルフィーのご提出とご利用アカウントの登録内容をお知らせください。

・お名前フルネーム
・住所
・携帯電話番号
・メールアドレス
・生年月日

照合が確認できましたら、二段階認証を解除させていただきます。

Coincheck https://coincheck.com/faq/678

 

このようにPOLONIEXやbitFlyerでもサポートに連絡すると、二段階認証を解除してくれるので、一度二段階認証の登録を解除してから他端末でログインを行いましょう。

 

スマホをなくした!~ウォレット編~

Copayなどのウォレットアプリが入ったスマホをなくした際にはどうすればいいでしょうか。
結論からいうと、ウォレットアプリの秘密鍵(秘密鍵に相当する単語の羅列等)をどこかに記録し保存していないと、なくしたスマホが戻ってこない限り、ウォレットにアクセスすることはできなくなります。

Copayを例にとると、登録した際に表示される12単語の羅列を紙などに記録し保管していれば、問題はありません。

Copayの利用規約には

Copayウォレットとその中にある秘密鍵の情報を紛失してしまい、なおかつバックアップがない、もしくはそのバックアップを暗号化した際のパスワードがわからないなどの状況に陥ってしまえば、そのウォレットに含まれたすべてのビットコインが永久に送金不可能となってしまうことを認識し、同意するものとします。

https://copay.io/ja/disclaimer

とあります。

このように、ウォレットの秘密鍵をなくしてしまうと、セルフGOX(自分で仮想通貨を消失してしまう)が起きてしまいますので、くれぐれも気を付けましょう。

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