ブロックチェーンの最新グルメアプリ、シンクロライフとは?
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グルメアプリと言うと、食べログ、ぐるなび、ホットペッパーなどが思いつくと思いますが、
最近では「シンクロライフ」というブロックチェーンベースのグルメアプリが登場し、話題になっています。
このアプリは、世界一の食文化を誇る日本で生まれました。
ブロックチェーン、さらにはAIも活用した最先端のグルメアプリの全貌を見てみましょう。
AI搭載、ブロックチェーンベースのグルメSNS
「シンクロライフ」の機能を支える軸はSNS、AI、ブロックチェーンの3つです。
SNS
まず、「シンクロライフ」にはSNSとしての側面があります。
掲載されるレストラン情報の多くはレビュアーによって寄せられ、ユーザー同士のメッセージ機能もあるからです。
AI
さらに、AIを活用したことでグルメアプリの有用性を大きく向上させています。
「シンクロライフ」は、食の好みは個人によって大きく異なるという点に着目しました。
そこで、AIによってパーソナル情報(投稿の閲覧履歴、アクション、検索履歴など)を分析し、個々のユーザーにベストなお店の提案を行えるようにしています。
このようなレコメンド機能はamazonやNetflixで使われており、ユーザーが商品選択を行う上で欠かせない機能となっています。
また、ユーザーの閲覧を購買に高確率で繋げる機能としても知られています。
ブロックチェーン
ブロックチェーンも効果的に活用されています。
ブロックチェーンならではの、情報の透明性・分散型という点から、レビューの高い信憑性を保つことができます。
さらに以下で詳しく述べますが、ブロックチェーンのトークンエコノミーを活用することで、ユーザーはレビュー報酬や来店報酬を得ることができます。
質の高いレビュー、強い来店動機を引き出すことで、システムの活発化と登録レストランの売上げ増加に繋がりやすくなっています。
合理的なトークンエコノミー
「シンクロライフ」のトークンエコノミーは、レストラン、レビュアー、レビューを見てレストランに来店するユーザーの3者がwin(独自トークン「SynchroCoin(SYC)」)を得られるwin-win-winの構造ができています。
レビュアーのwin
レビュアーは、レストラン・メニューのレビューを「シンクロライフ」に投稿することでトークン報酬(win)を得ることができます。
個々のレビュー対して、他の閲覧ユーザーは「行きたい」「チップ」といったフィードバックを送ることができ、これらのポイントが高くなるとトークン報酬も増加します。
グルメレビューを通して、より多くのユーザーに貢献したレビュアーはより多くのトークンが得られる仕組みです。
今後ブロガー、ユーチューバーと並んでグルメレビュアーという職業が生まれるかもしれません。
ユーザーのwin
アプリを利用してレストランを探すユーザーにとってもwinがあります。
このアプリを使って食事すると代金の1%以上がトークンで還元されるのです。
これは、掲載レストランが「シンクロライフ」に支払う広告費の一部から割り当てられます。
つまり、「シンクロライフ」は「食べて貯まる」お得なグルメアプリだと言えます。
レストランのwin
これらのシステムによって「シンクロライフ」を通じた、顧客のレビューするインセンティブ、来店するインセンティブは高い水準で保たれています。
よって、レストランにとっては高い集客効果というwinが期待できます。
レストランが「シンクロライフ」に加盟する際には、初期費用・月額費用はいりません。
さらに、広告費は売上げの5%成功報酬と決まっているため参入リスクもありません。
ウォレットベースの決済事業
「シンクロライフ」では将来的に、アプリ内ウォレットを通して飲食店での決済に SynchroCoin(SYC)トークンを利用できるようになります(2019年中実用化予定)。
最終的には、ウォレットと連動したSynchroデビットカードにて世界中の店舗やWEB サービスで決済に利用できるようにする目標があるようです。
現時点では貯まったSynchroCoin(SYC)を使うという機能が実装されていませんが、今年(2019年)中に、お得な食事券への交換や食事の支払いに使えるようになるようです。
グルメアプリとしての使いやすさ
グルメアプリとしておいしい店探しに眺めるのにも便利なアプリです。
写真が豊富でわかりやすい
おいしそうな料理の写真が豊富に掲載されているので感覚的に楽しくお店探しができます。
また、SynchroCoin(SYC)の還元率もすぐ確認できるのでお得なお店も一目瞭然です。
現在地からおいしい店にすぐたどり着く
アプリ内の、「AI厳選」タブから現在地ボタンを押すと近くの店舗が一覧で表示されます。
そして、お店の詳細ページに飛ぶと、そのまま予約の電話を入れたり、食べログを確認したりとお店にリーチしやすい構造になっています。
シンクロライフの成長
日本で始まった「シンクロライフ」は様々な分野で評価されながら世界に広まってきました。
いかにして成長を続けてきたか見てみましょう。
豪華なパートナー
「シンクロライフ」は豪華な企業とタッグを組んで開発を進めています。
まず、三菱UFJニコス株式会社と、クレジットカード利用明細データに基づき利用金額の一部を暗号通貨で還元する日本初の実証実験を2019年7月下旬から行っています。
シンクロライフの決済の幅を広げ、普及に繋げる取り組みです。
さらに同時期に、同じくクレジットカード業界から株式会社オリエントコーポレーションとの資本業務提携を発表しました。
決済だけではなく、シンクロライフが保有する消費行動、趣味嗜好データを活用した新規事業の創出も視野に入れているようです。
また、2019年4月には、ソフトバンクロボティクス株式会社の「Pepper for Home」向けの「シンクロライフ for Pepper」を発表しており、数々の大企業が注目するプロジェクトであると分かります。
世界規模での展開
「シンクロライフ」は当初は日本のみでサービスを展開していましたが、2017 年 6 月よりSynchroLife 世界 versionがリリースされ、英語・韓国語・中国語・日本語の 4 カ国語を搭載し、アジア諸国を中心とする世界 155 カ国への展開を行っています。
今後世界中で普及していく可能性が大いにあります。
今後のロードマップ
今後のロードマップとして、2019年11月~2020年1月の期間でデジタル食事券・ギフト券機能の搭載、2020年7月~2020年9月の期間で加盟店決済サービスの開始、プリペイド(デビッド)カードの発行を行う予定です。
まとめ
「シンクロライフ」は最先端の画期的なグルメアプリとして、仮想通貨やブロックチェーンを普及させる第一歩の役割を担うかもしれません。
みなさんも、シンクロライフでお得にグルメを楽しみませんか?
シンクロライフ公式サイト:https://synchrolife.org/index_jp.html