ビットコイン、年初来最安値を記録
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ここ最近、長期にわたる安定性を見せていたビットコインが突然、急落しました。
8月以来の6000ドル台を記録するとともに年初来安値を更新しました。
ビットコインはじめ主要通貨が下落
主要仮想通貨のうちビットコインは9%の5390.12ドルまで下落しました。
これは2月以来の急落ぶりで、イーサリアムは13%、リップルは15%の下落でした。
ハードフォークを目前に控えていたビットコインキャッシュさらに大きく21%下落しました。
CoinMarketCapによると、仮想通貨市場全体では24時間で150億円の下落で、下落後の時価総額は185ドルで、年初から70%以上の下落率とのことです。
ビットコインキャッシュのハードフォーク
CBCNの報道では、BKCMのCEOであるBrian Kelly氏は、ビットコインキャッシュのハードフォークにまつわる不透明さが一つの原因であると指摘したと伝えています。
ビットコインキャッシュ は11月15日にハードフォークを控え、ビットコインABCとビットコインSVに分裂後に価格が上昇するとの期待から買いに備えてビットコインの売りが出たのではとの予想も出ています。
テクニカル要因
eToroのマーケットアナリストであるMati Greenspan氏は、6000ドルを下回った時にロスカットが自動的に実行されて、複数の売りが出たのではと指摘しています。
米国株式下落が影響か
Greenspan氏はまた、米国株式市場でダウ平均株価が大きく下落したことも指摘しています。
アップルがiPhoneの販売の減速を懸念して大きく下落したほか、金融規制の緩和に否定的な発言が議会下院から出たことなどから、規制教強化を懸念して金融株が下落したことによる影響とも見られています。
さらなる下落の可能性も?
FXstreet cryptocurrencyのアナリストのTomas Salles氏は4500ドルまで下げる可能性があると指摘しています。
「5770ドルは2018年で最安値のポイントで、ビットコインにとって超えてはならない一線だった。このレベルの下落に達したということで、昨年に記録した4500ドルまで下がる可能性も出てきた。」
ビットコインをはじめとする仮想通貨市場が11月に急落することは初めてとのことです。
今まで経験したことのない動きを見せた今回の仮想通貨相場の急落は、今後どのような方向に向かって行くのでしょうか。
しばらくは相場の動向に注意が必要です。
参考サイト:
”https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-11-14/bitcoin-drops-below-6-000-hits-lowest-level-this-year”
”https://www.cnbc.com/2018/11/14/bitcoin-plummets-under-6000-to-a-low-of-the-year-after-months-of-stability.html”
”https://www.fxstreet.com/cryptocurrencies/news/breaking-news-bitcoin-crashes-below-6-000-lowest-in-three-months-201811141616”
”https://www.ccn.com/newsflash-crypto-market-cap-drops-below-200-billion-for-first-time-in-november/”
”https://jp.tradingview.com/symbols/BTCUSD/”