ライトコインのチャーリー・リー氏、ブロックチェーン・スマホ開発に参加。ライトニングネットワーク取引サポートへ
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ブロックチェーンをベースにしたスマートフォンの開発の話は、先日開催された香港RISEでも少しその詳細に触れただけで依然としてはっきりとした情報は出ていませんでしたが、最近、ライトコイン創設者のチャーリー・リー氏がHTC Exodusチームと会い、開発中のブロックチェーン・スマホに助言をしているとのことです。
台湾の大手スマートフォンメーカーがLTCと提携
Twitterの情報によると、チームはLTCとLightning Network(LN)を最初からサポートするということで喜んでいる様子です。
LNをシンプルに使えるセキュアなクリプト・フォンにすることは大衆に受け入れられるために不可欠だと書いています。
ライトニングネットワークがトランザクションに起用されることにより、ExodusにはLTCをネイティブに取引出来るということになります。
以前の発表でもBTCとEHTはサポートするという事でしたので、その詳細がさらに明らかになりました。
HTCは、日本ではあまり馴染みがないですが、台湾のメーカーでスマホやタブレットを作っています。
その技術力が高いようで、コアなファンも世界的には多く、2013年には総従業員数も19,000人もいたほどです。
今年初めに発表していたように、キー・リカバリー付きコールドウォレット・フォンExodusを下半期前半Q3にリリースさせる予定です。
HTCはまた、Exodusの発売に先立ち、ブロックチェーンゲームのCryptoKittiesと契約をしました。
ユニークなデジタル商品を作るクリエイターのためのプラットフォームと流通チャンネルの始まりとなることを期待しています。
HTCは以下のようにコメントしています。
「新しいインターネット世代では、一般的に言って彼ら自身のデータに非常に意識が高いです。
これはデジタル・アイデンティティをユーザーが所有し始めることができるようにする最高の機会です。
Exodusはそれに適したツールになるはずです。
なぜなら、電話というものは非常にパーソナルなデバイスであり、同時にそこからすべての個人データが生まれるからです。
私は、Exodusが分散型インターネットをユーザーに提供して、現代のユーザーを新しい形に変えていく機会となることに胸を躍らせています。」
世界初のブロックチェーン・スマホ、誕生となるか
スマートコントラクトを利用できるようにする世界初のスマートホンを目指し、ブロックチェーンを探索してDAppsを手元で操作します。
他のウォレットと接続可能にするAPIと組み合わされたユニバーサルウォレットや、クラウドのような中央集権的なものではなくスマホそのものにデータ保存されることが約束されています。
さらに、ブロックチェーン間で相互に同時に複数のプロトコルが利用できるのです。
正式な発売日は発表されていませんが、この秋にはリリースが予定されています。
Sirin LabsなどHTC以外にもブロックチェーン・スマホのリリースを発表している競合会社があり、今年は複数のデバイスが登場するかもしれませんね。
参考サイト:
“https://sludgefeed.com/charlie-lee-joins-htc-team-to-develop-exodus/”
“https://techcrunch.com/2018/07/10/htcs-blockchain-phone-is-real-and-its-arriving-later-this-year/”
“https://thenextweb.com/hardfork/2018/05/15/htc-blockchain-powered-phone/”
“https://www.cryptokitties.co/”