毎日更新!ビットコインはもちろん、暗号資産のことがよくわかる情報サイト

【初めてでも簡単】LedgerNanoS (レッジャーナノS)の使い方

2018.01.31
レッジャーナノSの使い方

<この記事(ページ)は 7分で読めます>

国内の大手仮想通貨取引所・販売所であるコインチェックが保有していたNEM(ネム)5億2300万XEMがハッキングによって不正送金されたというニュースが、仮想通貨に投資している人のみならず、世界中の人たちの間に大きな衝撃を与えました。

NEMの管理体制について、コインチェックは本来顧客の預かり資産をオフラインで保管しておくべきところをオンラインの状態で保管していたため、ハッキングに対して極めて脆弱な状態だったところを攻撃されたということです。

この事件は「大手取引所だから管理体制は整っているはず」と過信せずに、まとまった金額を保有している人はハードウェアウォレットに管理することが大切だと、改めて痛感させられる出来事でした。

そこで、仮想通貨をオフラインで管理する最も安全な方法の一つであるハードウェアウォレット「LedgerNanoS (レジャーナノS)」の使い方を解説します。

LedgerNanoS (レッジャーナノS)ってどんなウォレット?

LedgerNanoS (レッジャーナノS)は、仮想通貨のハードウェアウォレットの1つです。対応通貨は2018年1月29日現在、ビットコインビットコインキャッシュビットコインゴールドライトコインリップルダッシュ、ジーキャッシュなど24種類の仮想通貨となっています。対応通貨の一覧はこちらから確認することができます。

同じ仮想通貨のハードウェアウォレットにTrezor(トレザー)がありますが、こちらはマイ・イーサ・ウォレットと連携できることから、ERC20トークンに対応している一方、日本で人気のあるリップル(XRP)には対応していません。

ハードウェアウォレットやLedgerNanoS(レッジャーナノS)について詳しく知りたい方はこちら▼

ビットコインや仮想通貨のハードウォレットにはどんなものがあるの?

LedgerNanoS(レッジャーナノS)の中身は?

正規販売店から購入したLedgerNanoS (レッジャーナノS)を開けると、このようになっています。

※Ledger Nano SはAmazonなどで安く売られていますが、リカバリーシードが書かれた紙があらかじめ用意されているリスク(アルミ箔で覆われているが、それを削って設定すると盗み取られてしまう)があります。
正規販売店のものは価格が79ユーロでフランスから発送されます。Amazonのものと比べると多少高い気もしますが、安全のために正規販売店で買うことをお勧めします。

中には、LedgerNanoS (レッジャーナノS)本体、USBケーブル、ストラップ、リカバリーシードを書くための紙などが入っています。

LedgerNanoS(レッジャーナノS)はどこで買えばいい?

LedgerNanoS(レッジャーナノS)はアマゾンなどの通販サイトでも売られています。公式サイトよりも安いことが多く、アマゾンで買う人も多いようです。

しかし、こうした通販サイトで売られているものの中にはリカバリーシードが設定されているものが混ざっている可能性があり、コインを盗み取られる危険性があります。そのため、アマゾンなどではなくLedgerNanoの公式販売サイトから購入することをおすすめしています。

 

LedgerNanoS(レッジャーナノS)の使い方〜セットアップしてみよう

新しく買ったLedgerNanoS (レッジャーナノS)のセットアップ方法を解説します。

まず、LedgerNanoSを付属のUSBケーブルでパソコンにつなぎます。本体のディスプレイ部分に”Press both buttons to begin”と出るので、上部のボタンを両方一度に押します。

英語の説明が順々に出てきます。

Press both buttons when you wish to confirm/continue or open an application.
To begin configuration, press both buttons. With Ledger Nano S, side buttons are used to interact and control the user interface.
Use left/right buttons to change values and navigate through multiple-choice lists.

要約すると、
決定・進む→両方のボタン
数字を変更する・選択肢から選ぶ→右/左のボタン
ということになります。

両方のボタンを押し、”Configure as new device“と出たら、を押します。

PINコードの設定画面が出ます。

4桁のPINコードを設定します(左右の∨∧で数字を変更し、両方のボタンを押すと次の桁に進みます)。

4桁を入力し、が出たら、両方のボタンを押して次に進みます。

新しく生成されたリカバリーシード(復元フレーズ)を書き写します。付属の紙で書き留めましょう。

1語目から順番に単語が表示されますので、順番通りに紙に書き留めましょう。

24単語すべて書き写し終えると、確認画面に移ります。

先ほど書き写した1語目から24語目までの単語と画面に表示される単語を照らし合わせて選択していきます。
「 < 」で1つ前の単語に戻り、「 > 」で次の単語に進みます。両方のボタンで決定します。

“Your device is now ready”という表示が出たら、LedgerNanoS (レッジャーナノS)のセットアップは完了です。

 

LedgerNanoS(レッジャーナノS)にリップルを送金する

LedgerNanoS (レッジャーナノS)にRipple(リップル)を送金するには、レッジャーマネージャーリップル用のレッジャーウォレットという2つのアプリをパソコンにダウンロードする必要があります。
詳しくは、こちらの記事をご覧ください。

 

LedgerNanoS (レッジャーナノS)の使い方について、まとめ

LedgerNanoS (レッジャーナノS)は、ビットコインやイーサリアムをはじめとした24種類ものコインを安全に保管できる数少ないウォレットの1つです。モバイルウォレットやペーパーウォレットに保管するのも良いですが、まとまった金額を安全な方法で、なおかつペーパーウォレットよりも使い勝手良く管理したいという方は、ぜひLedgerNanoS (レッジャーナノS)を購入して使ってみることをおすすめします。

気をつけていただきたいのは、LedgerNanoS (レッジャーナノS)をAmazonなどの通販サイトではなく公式の販売サイトから購入するということです(アマゾンなどで安く売られているものの中には、預けたコインを抜き取る細工がしてあるものが紛れている可能性があるからです)。

【こちらの記事もおすすめです】

ビットコイン・仮想通貨のハードウォレットTrezor(トレザー)の使い方とBTC・ETHの送金方法

関連記事

この記事のタグ