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仮想通貨の安全な保管方法とは?ウォレット(財布)について解説

2017.07.08
仮想通貨ウォレットの比較

<この記事(ページ)は 9分で読めます>

現金をお財布に入れて持ち歩くように、ビットコインをはじめとした仮想通貨も安全な保管方法として「ウォレット(財布)」があります。

今回は、仮想通貨ウォレットの仕組み、種類、メリット・デメリット、利用上の注意点などについて解説します。

そもそも仮想通貨のウォレットとは?

資産の安全管理

仮想通貨のウォレットを利用しなければならない理由は、保有する仮想通貨を安全に保管するためです。

日本では2017年4月に仮想通貨関連法(改正資金決算法等)が施行され、国内の大手取引所におけるセキュリティ対策が進み安全性は高くなりました。
しかし、それでもなお、過去にあったマウントゴックス事件のようなことが怒らないとは断言できません。(→マウントゴックス事件とは?

もし、大手取引所がハッキングされたり破綻するようなことがあれば、その取引所の口座に預けている仮想通貨が全額保証されるとは限りません。

そういった危険を回避するためにも、自分の手元で管理できるウォレットを作り、正しいウォレットの知識を手に入れ、安全に運用することが不可欠なのです。

ウォレットには大きく2種類存在する

ビットコインのウォレットは、ネットに接続しているかしていないかで、大きく2つに分類できます。

ネットに接続されている状態で秘密鍵を管理するウォレットをホットウォレット、ネットに接続されていない状態で秘密鍵を管理するウォレットをコールドウォレット、と呼びます。

ネットに接続されている状態でウォレットを使用すれば、仮想通貨の送金などには便利ですが、ハッキングのリスクが増します。
ネットに接続されていない状態ならば、ハッキングのリスクは減少しますが、コインの送金などには不便です。
このように一長一短があるので、さまざまな種類のウォレットがある中から自分に合ったウォレットを見つけましょう。

各ウォレットで管理可能な仮想通貨が決まっている

各ウォレットによって保管できる仮想通貨の種類は異なります。

単一の仮想通貨のみに対応しているウォレットや100種類ほどの仮想通貨に対応しているウォレットなども存在します。

自分の保有する仮想通貨の銘柄に合わせて最適なウォレットを選びましょう。

仮想通貨ウォレットの種類

ビットコインやアルトコインのウォレットの種類は主に以下の5種類に分類されます。

  • 取引所が提供するウォレット
  • ウェブウォレット
  • スマホウォレット
  • ハードウォレット
  • ペーパーウォレット

これらのウォレットは目的に合わせて使用することができます。

ここでは、それぞれの仮想通貨ウォレットの仕組みや、それぞれのメリット、デメリットなどについて解説します。

取引所ウォレット

取引所ウォレットは、仮想通貨取引所が提供しているウォレットのことです。

「ウォレットを使っていない」と思っている方たちは、おそらく各取引所内のウォレットで自身の保有通貨を保管しているはずです。

メリット

・仮想通貨取引所内にあるので管理する上で面倒な作業がほとんどない

・取引所ですぐに売買できるため楽で売買のタイミングを逃さない

・長期保有ではなく短期売買メインの場合、取引する金額だけ取引所において置くと使い勝手がいい

デメリット

・仮想通貨取引所が盗難やハッキングに見舞われた場合、資産を失うリスクがある

・入出金の手数料が高い

取引所のウォレットを利用する場合、万が一仮想通貨取引所がハッキング被害にあうと、保有している通貨が二度と手元に戻ってこない、なんていうこともありえます。

実際に2018年初頭にはcoincheckのnem盗難が起こり、多くのユーザーが被害を受けました。

長期保有ではなく短期売買メインの場合、取引する金額だけ取引所において置くと使い勝手がいいでしょう。

ウェブウォレット

ウェブウォレットはウェブ上で管理するタイプのホットウォレットです。
インターネット環境があればどこでも利用することができるウォレットで、ID/PASSだけでログインすることができます。

代表的なウェブウォレットとしては、Blockchain.infoなどが挙げられます。

メリット
・ウェブにアクセスできればどのパソコンからでもアクセス可能
・ウォレット作成が簡単

デメリット
・ウェブ上で管理しているのでハッキングされる可能性あり
・秘密鍵の管理はできるがBlockchain.infoにも秘密鍵情報が残ってしまう
・カウンターパーティーリスクあり
・ダウンタイムあり

後述のスマホウォレットと違い、秘密鍵の管理は自分と利用しているウェブウォレットの双方で管理しているため、ウェブウォレット自体がハッキングにあうと、そこから秘密鍵の情報が取られてコインを盗まれてしまう可能性があります。

また、メンテナンス時間などもあるので、常にアクセスできるとは限りません。
ただし、アクセスに関してはどの端末からでもできるので利便性は非常に良いです。

スマホウォレット(モバイルウォレット)

スマホウォレットは、その名の通り、アプリなどでスマホからアクセスすることができるアプリです。

スマホウォレットにはインターネットに接続して利用するホットウォレットタイプと、インターネットに接続しないコールドウォレットタイプの2種類が存在します。

ホットウォレットタイプで代表的なものとしては、Copaybreadwalletといったものがあります。

ビットコインのモバイルウォレット Copay(コペイ) 登録方法

一方で、コールドウォレットタイプの代表的なスマホウォレットとしてはGincoが挙げられます。

話題の仮想通貨ウォレットアプリ Ginco(ギンコ)が超有能!特徴と使い方を解説

セキュリティ面を重視するのであれば、インターネットから環境されたコールドウォレットを使うことでハッキングリスクを限りなくゼロにすることができます。

メリット
・手軽にアクセスすることが可能であり、常に手元で管理できる
・秘密鍵の管理が自分でできる
・PCよりもハッキングの可能性が低い

デメリット
・スマホにロックをかけていないと、スマホを紛失した場合に簡単に送金等が行われてしまう

ほとんどのスマホウォレットは秘密鍵を複数の単語の組み合わせ(パスフレーズ)で管理しています。
アプリで扱うので初心者でも使いやすく、少額のコイン保有でしたらこちらをお勧めします。

スマホを紛失した場合に備えて、①スマートフォン本体のロックをかけ、②アプリ自体にもパスワードを設定し、③パスフレーズ(単語の羅列)を紙に書いて安全な場所に保管しておきましょう。

パスフレーズを保存するためにスクリーンショットをする人がいますが、携帯電話を落としてしまった場合、誰かに見られてしまう恐れもありますのであまり安全な方法であるとはいえません。

ハードウォレット

ハードウォレットは、下の画像のようなUSB型の専用端末を利用して仮想通貨を管理するコールドウォレットです。

 

LedgerNanoS(レッジャーナノS)

ビットコインアドレスと秘密鍵を端末内で自動で作成してくれるため、外部者が秘密鍵にアクセスできない仕組みになっています。

メリット
・オフラインで電子署名が行われるので、秘密鍵の漏洩の可能性が限りなく低い
・USB接続で簡単に取引ができるので、利便性が高い

デメリット
・ハード本体の販売元を確認する必要がある。初期不良の可能性あり

代表的なハードウォレットとして、レッジャーナノSTrezorなどが挙げられます。

詳しい利用方法に関しては以下の記事で説明していますので参考にしてみてください。

ビットコイン・仮想通貨のハードウォレットTrezor(トレザー)の使い方とBTC・ETHの送金方法

【初めてでも簡単】LedgerNanoS (レッジャーナノS)の使い方

ハードウォレット内部で秘密鍵による電子署名をオフラインで行い、署名が行われた取引情報を送るだけなので秘密鍵の漏洩はないとされています。
一方で、ハードウォレットの購入元などには気を付ける必要があり、中古のものを使ったりすると安全性は皆無になりますので気を付けてください。

ペーパーウォレット

ペーパーウォレットは、紙媒体にQRコードを印刷したウォレットのことをいいます。

紙の上にQRコードとビットコインアドレスが印刷されているものが一般的で、下の画像はビットコインのペーパーウォレットの一例です。

ビットコインのペーパーウォレットメリット
・特定の環境下で作れば物理的に盗まれる以外に盗難の可能性が限りなく低い
・高額の仮想通貨、または長期の保管に適している

デメリット
・作成の際には新品のコンピュータで作る必要があるうえ、印刷する際にはプリンターに情報が残らないようにする必要がある
・利便性がまったくない

最も安全な保管方法ですが、ウイルスやマルチウェアに感染していないパソコンでの作成が必要になるほか、プリンターに情報が残らないようにするなど、特定の環境下を作り出すのが困難です。

また、取引するには一度他のウォレットに移す必要があり、利便性には欠けます。
長時間取引をしないという前提であれば、紙媒体を保管しておくだけなのでハッキングリスクがなく最も安全です。

ビットコインのペーパーウォレットの作り方と使い方

仮想通貨ウォレットを利用する上で絶対に注意すべきこと

仮想通貨のウォレットを使用する上で絶対に注意しなければならないことがあります。

それは、ウォレットにアクセスするための秘密鍵やパスフレーズを忘れてしまうと、二度とウォレット内に保管されている仮想通貨を取り出すことはできない、ということです。

トレードで成功し、資産が巨額になったにも関わらず、現金を引き出すことができない、といったような事態を防ぐためにも、秘密鍵、パスフレーズの管理はしっかりと行いましょう。

仮想通貨のウォレットは結局どれがベストなのか?

それぞれの概要を説明しましたが、下記の図のように、どのような種類のウォレットであっても利便性とセキュリティは相反するものです。

ウォレットの種類別の性質

「どのウォレットがベストなのか?」という疑問に対しては「重視するポイントによって最適なウォレットの種類は異なる」というのが答えでしょう。

利便性よりも安全性を重視したいのであればハードウォレット、ペーパーウォレットといったコールドウォレットを利用すべきです。

一方で安全性より利便性の高さを追求したければ、スマホウォレットやウェブウォレットの使用が適しています。

一般的に、取引に使用する分だけをスマホウォレットで保管し、動かすことの少ないコインはハードウォレットで保管するというのが、オーソドックスな方法です。

どのウォレットを使うにせよ、紛失や盗難、ハッキングなどが万が一起こった際に損害を最小限に抑えるためには複数ウォレットで分散管理することが重要です。

仮想通貨のウォレットまとめ

いかがでしたか?

仮想通貨ウォレットを利用する重要性を理解していただけましたでしょうか?

取引金額の大小に関わらず、安全に資産管理を行っていくために、資産は取引所に預けたままにせず、ウォレットに預ける癖づけをしましょう。

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