毎日更新!ビットコインはもちろん、暗号資産のことがよくわかる情報サイト

ブラックムーン:法定通貨投資と暗号通貨投資の橋渡し

2017.10.05

<この記事(ページ)は 6分で読めます>

法定通貨世界と暗号通貨経済世界の両方に投資機会を提供する

ブラックムーン(Blackmoon Crypto)は、イーサリアムブロックチェーンを元にしたプラットフォームです。トークン化された金融商品が法定通貨世界と暗号通貨世界の両方を行き来する新しい基準を提供しています。トークン化された金融商品の、テクノロジーやインフラから法的遵守性や企業構築までのすべての側面に焦点を当てます。開発者は、Blackmoon Crypto platformは資産投資家がトークン化されたファンドを作り出し運営することへの総合的な解決策になるだろうと主張しています。また、トークン化された金融商品に新たな基準を設けることで、資産家がトークン化されたファンドを法的に作り出して運営することを可能にしているので、法定通貨世界と暗号通貨世界をつなぐ橋渡しの役割となりうるとも強調しています。

ブラックムーンのヴィジョンは、トークン化されたファンドが法定通貨世界と暗号通貨世界の両方において投資の機会を提供するような世界の枠組みを作り出し、それを維持することです。これによりブロックチェーンの柔軟性を法定機関にもたらし、暗号通貨投資に関する蓄積された金融知識の恩恵ももたらすことができます。

ブラックムーンは法定通貨世界において、投資ファンドのためのトークン化プラットフォームを提供します。Blackmoon Crypto Platform上で操作されるすべてのファンドはプラットフォームに向けたファンドトークンという形式で料金の流れを作り出します。これらの手数料の100%はトークン(BMC)にContinuous Contributerとして登録された所有者に分配されます。Continous Contributerは幅広い可能性のある役割の一つを選択して、プラットフォームを発展させていくために、特定の行動をします。投資アドバイザーはある一定量のBMCを入金し、資格を取得してプラットフォーム上のファンドを管理することになっています。すべての利用可能なBMCは分配期に発行されるため、インフレは起こりません。したがって、ファンドのトークンの量の増加とContinuous Contributerの収益はそれぞれ増加していくとされています。

どんな特徴があるのか

①両者への利点・・・分散化や透明性、取引可能性コスト効率性を含む暗号通貨世界のすべての利点を保持しつつ収入の多様化を図る。

②透明性・・・投資情報をブラックボックス化しない。

③対応性・・・Blackmoon Crypto platformを使えば承認された投資家は誰でも、必要なITや法的な構造を作成する手間や面倒を踏むことなくトークン化された投資ファンドを立ち上げ、運営することができる。

④流動性とユーザー・・・法定通貨世界出身の投資家は、暗号通貨世界の投資家と同じように、簡単にトークン化された投資ファンドを作成し、彼らの既存の顧客にブロックチェーンのすべての利益を提供することができる。

⑤持続可能性・・・法律に準拠した投資資金の構造は、ブラックムーンのアドバイザーによって評価、承認される。規制リスクを排除することで、投資家の信頼を向上させ投資過程の持続可能性を提供する。

ブラックムーン のクラウドセール

トークン:BMC

クラウドセール:2017年9月12日~2017年10月12日

*クラウドセールは2017年9月13日4:16に3000万ドルに達し販売を終了しました。

トークンの分配割合:50%トークンセール、30%会社保有、20%開発チームとアドバイザー

レート:販売開始から48時間→1BMC=$1、販売開始から3日~7日目→1BMC=$1.05、販売開始から7日目以降→1BMC=$1.10

ハードキャップ:3000万ドル

トークンの最大供給量:6000万BMC

BMC数は有限で、クラウドセール後も増加しない

ロードマップ

2014年8月 Blackmoon Financial Group 設立
2015年6月 Blackmoon Lending Market place platform により最初のローンがなされる
2016年10月 Blackmoon は国際的なベンチャーファンドTarget Global, A&NN Group, Flint Capital およびいつくかの個人投資家から資本金250万ドルを調達する
2017年3月 ニューヨークLendit 2017にてBlackmoon Lending Marketplace platform のバージョン2を公表する
2017年6月 Balckmoon Crypto Platform 部門を開始する
2017年9月 Blackmoon Crypto Platform のトークン販売を開始
2018年1月 最初のトークン分配:高収率固定金額収入
2018年3月 2回目のトークン分配:低リスク固定金額収入、ヨーロッパにおいてライセンス申請
2018年5月 アメリカ合衆国においてライセンス申請
2018年9月 認められていない法定通貨投資家と働くために、フィナンシャル・マネージャーおよびブローカー・ディーラーのライセンスを受け取る
2018年12月アメリカ合衆国にてブローカー・ディーラーのライセンス申請をする
2019年1月 アメリカ合衆国にてトークンの販売を開始する

まとめ

「暗号通貨世界と法定通貨世界の橋渡し」とうたわれて登場したブラックムーンですが、投資家にとっては確かに魅力的かもしません。なぜなら、暗号通貨の投資家にとっては暗号通貨世界を離れることなく法定通貨世界から新しい資産にアクセスすることができ、法定通貨通貨の投資家にとっては、ブラックムーンの資金設定と管理の障壁が低くなり、新しいクラスの資産へアクセスすることができるという利点があるからです。

しかし、否定的な分析もあることを忘れてはなりません。最も大きな問題として挙げられているのは、料金の高さです。他と比べてアドバイザー料金が高額であることに加え、投資家はトークン化されたファンドに対して3つ追加料金を支払う必要があります。具体的には、組織・広告費2.5%~10%、メンテナンス費0.5%、取引手数料などです。こういったところからも、ブラックムーンは収益を得ていることがわかります。

また、ブラックムーンのプロジェクトメンバーは、トークン所有者向けに法的サポートを約束していますが、アメリカ合衆国を初め世界各国においてはまさに最近法規制が敷かれつつある状況です。まだ不明瞭なところも多いことに加え、今後の需要や各国における法整備事情と併せてこれからも注目していきましょう。

ブラックムーン公式ホームページ・・・https://blackmooncrypto.com/

※仮想通貨(暗号通貨)の投資にかかる最終決定はご自身の判断でなさるようお願いいたします。

関連記事

この記事のタグ