2019年のビットコイン、ハッシュレート上昇が示すもの
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ビットコインは長らく続くベア相場をブル相場に転換したという記事が目立ってきました。
それを数値として示すのが取引の裏で行われているマイニングのハッシュレートと言われています。
ここ数週間で徐々に上昇しており、あるレポートによると5月2日に40%増加して58K (58,109,000)に達したということです。
ビットコインのピーク時に迫るハッシュレート
ハッシュレートは、ビットコインネットワークが実行している1秒当たりのテラハッシュの推定数(1兆当たりのハッシュ値)で、Blockchain.comのデータチャートからは、ビットコインハッシュレートは昨年秋には60Kを超えてピークに達し、常に高い値だったのですが、同年12月2日には31,998,005に低下したのです。
そして今回上昇したこの58Kという数値は、ピークだった頃に迫るものです。
ビットコインの価格とハッシュレートには直接的な相関関係があると言われています。そしてまた、マイニングの利益にも影響しています。
Counterparty FoundationのChris Deroseは、ハッシュレートがネットワークの健全性を決定しうると説明し、
「少なくともある程度は、ネットワークに参加して投資する人々の熱意がある場所を示しています。」
と、言います。
ビットコインは安定して上昇傾向
バイナンスのハッキング事件を受けて一時は5,947ドルから5,664ドルに下げたビットコインですが、すぐに回復して安定して上昇傾向のようです。ニュースが世界に知れ渡り日本でも一時はビットコインも値を下げているマーケットですが、すぐに回復している様子は同様です。
全体的に見てハッキングの影響がマーケットに与える影響はそれほど大きくないようです。
ビットコインの最近の上昇傾向の原因が米中貿易摩擦の影響ともいわれていますが、ハッキングの影響もさほど受けずに安定して上昇傾向にあることが明るい希望です。