毎日更新!ビットコインはもちろん、暗号資産のことがよくわかる情報サイト

米規制当局がビットコイン先物取引の価格操作について、複数の取引所を対象に捜査を開始

2018.06.13
米規制当局がビットコイン先物取引の価格操作について、複数の取引所を対象に捜査を開始

<この記事(ページ)は 3分で読めます>

米商品先物取引委員会(CFTC)の規制担当者がビットコイン先物取引のデータの開示を4つの取引所に対して要求していることが明らかになりました。

今回の捜査はCMEグループのビットコイン先物取引においてビットコイン価格およびその他の仮想通貨の価格が操作された可能性があり、それについて捜査する為召喚状を送ったと報道されています。

12月に開始されたCMEグループのビットコイン先物取引のビットコインの価格を決定する根拠としているのは、ビットスタンプ、コインベース、イットビット、クラーケンの4つの仮想通貨取引所からのデータです。

仮想通貨は複数の理由で詐欺の餌食になりやすい、と当局は警告

連邦検索局と協力して捜査に乗り切った規制当局はこの4つの取引所で操作された取引のデータがCME先物取引のビットコイン(BTC)データをゆがめたと考えてこれらの取引所にビットコインなどの取引データを要求している模様です。

なりすまし、フェイクオーダーなどによるニセ取引や共謀など様々な視点から捜査していると言われており、各取引所が積極的にチーター(詐欺師)をおいかけていると言っていることや値上がりを容易にすることができるワイルドな価格変動性にも疑わしい目を向けられているようです。

2017年12月の高騰と、2018年1月の大幅な下落は、共にビットコイン先物取引が引き金となったという見方があります。

相場に多大なる影響を与えたことを考えると、今回の調査の結果は非常に興味深いものになりそうです。

参考サイト:
https://www.financemagnates.com/cryptocurrency/news/us-cftc-suspects-bitcoin-futures-price-manipulation-subpoenas-exchanges/
https://cointelegraph.com/news/wsj-cme-and-btc-exchange-dispute-led-us-regulators-to-open-price-manipulation-probe

【こちらの記事もおすすめです】

ビットコイン先物がシカゴ取引所に年内上場

話題のビットコイン先物上場ってなに?

関連記事

この記事のタグ